考えてプレーするサッカーは疲れる
父マールがタツマールの移籍を考えるキッカケになったのは、NHKの「奇跡のレッスン」を見てしまったから。
指導がイイと、こんなにも短期間で見違えるように子供達が上達するのかと、オドロキだった!
そして、発売されたDVDの特典映像を見て、良い指導を望むのは諦めるとしても、ゴールデンエイジの時によい判断が出来るような練習を積ませたいと思った。
ビデオ2本買って、1本コーチに渡して、「これ見てね❤️」ってな事を考えた事もあったよ。
小学生のうちから考え判断する事を養いたかったけれど、親子二人で自主練するには限界があり、やはりチームなどの多人数の中でないと磨けないわけで、
前チームの怒鳴りちらしメインの指導(環境)や、普段の練習内容をみているかぎり、それを養う事を期待する事は出来なかった。
それで、トレセン活動や地域のリーグ戦などで他チームの指導者を観察するようになり、
意中のコーチがいる隣町のスポ少に移籍する事にしたんだよね。(例の一件は忘れよう)
練習内容は想像以上で、それを一番実感しているのはタツマールだ。
タツマール「考えるサッカーを教わっているからメッチャ疲れる」
練習帰りの車の中でも、そんな会話が自然と出てくるようになった。
走って疲れる以上に考えても疲れるようだ。
先日の練習では、U-12トレセンでやっていた練習をしてくれていた。
2対2で左右にフリーマン2人の練習なんだけど、どのポジションにはいっても判断の連続で、頭を休める暇なんてない。
ミニゲームの途中でも、プレーを止めてミゲルさんの様に指導してくれる。
監督「タツマール、今のパスは何を考えて出した?仲間にどうしてほしかった?」
タツマール「リターンして欲しかった」(実は何にも考えてなかったと思う)
監督「パスした後はどう?そこでリターンを受けられる?」
タツマール「…、寄っていかなきゃダメ」
ファーストディフェンスで寄せに行く時の指導も受けていたけど、今まではただプレスに行っていただけだと分かったハズだ!(ただ近寄ってただけ)
移籍する事で、良い指導も手にいれられた!
仲間にどんなプレーをして欲しいか考えて、パスを出せるようになれたら最高だ!(仲間も喜ぶぞ!)
ターンして欲しいのか?トラップしてシュートなのか?リターンなのか?
して欲しいプレーや仲間の利き足の事も考えて、どっちの足にどんな強さのパスを出せばイイか?
常に考えるプレーを心がけて、雑なプレーや意図のないプレーを減らしていって欲しい!
考えるって難しいし大変だけど、頑張れタツマール!